乗務員扉・ステップ

1−1.クハ183 200番台・600番台 ・クロハ183 800番台

 
 クハ183 200・600番台とクロハ183 800番台では末期に扉下部に取っ手が追加され変化が発生しました。元クハ481 200番台の車両は
追加された取っ手が中央からドアノブ側に片寄って取付られていますが、クハ183−601だけ中央部に設置(画像@)。取っ手増設の際に画像Bのように
改装部分だけ再塗装を行い、色調が違うこともありました。

 また、取っ手増設以前からの差違は靴摺への塗装の有無です。特にクロハ183では803が唯一の塗装車。2008(H20)の入場までは1位側のみ
塗装でした。国鉄色では他に晩年加入のクハ183−207が塗装されています。
     【@:クハ183−601 A:J200番台塗装車 B:200番台無塗装車 B800番台塗装車 C:800番台無塗装車】塗装状況は下の表を参照。
 
1−2.クハ183 700番台・クロ183 2700番台・クロハ183 700番台
1項のようにバリエーションが無く、全て@のタイプで差違があるのは靴摺の塗装の有無です。塗装状況は下の表を参照。
 
 このうち、末期に転属してきたBB編成のクロ183−2707・2709・クハ183−712は取っ手の増設は無く原形のまま廃車に。
クハ183−703(B65)は取っ手増設前は塗装されていましたが、改造を機に無塗装に。
 1−3.先頭車改造車(元クハ481 750・800・850番台) 
2項同様、全て@タイプで靴摺も全車無塗装。クハ183 752・851・801への取っ手増設はC編成組み換え塗色変更時に施行。
 1−4.クモハ183
 1〜3項のような取っ手の増設は見送られました。靴摺の塗装は全車無塗装。
 

2−1.クハ183 200番台・600番台 ・クロハ183 800番台

クハ183 200番台とクロハ183 800番台で以下の6タイプが存在。
@:標準的サイズ・形状。A:はクロハだけに見られ@にパイプを結束。B:Aより短い。(※パイプの長短の差違は除外)
C:Bのサイズにステップを客室側に増設。D:@のサイズでステップを運転台側に増設。E:@のサイズでステップを客室側に増設。
各車該当タイプは以下の表にまとめました。
形状の違いの他、一覧表右の画像のように取付位置が扉中央部(右)と扉の端に寄っている(中)タイプが存在する。 
転入組で2005(H17)頃までは増設ステップを白く塗った(左)ものも存在した。
806はB66時代の2007(H19)にクハ183−752と共に2位側のみ切り詰められた(下画像)。 
 
 画像左が改造前の標準的サイズ。 画像右切り詰め後。ホース併設タイプですが、ステップを切り詰めた後もホースの長さは変わっていない。 
クハ183−203(A42)の1位側は2008(H20) の入場で増設ステップから標準的な物に戻されました。
 
左が不鮮明ですが増設ステップだった頃。右が増設部分撤去後。 

2−2.クハ183 700番台・クロ183 2700番台・クロハ183 700番台

元クハ481 200番台と類似しますがバリエーションは少ない。
 
クハ183−702の2位側は2007(H19)の検査入場の際に切り詰めさられた模様。 
 
 画像左が改造前の標準的サイズ。 画像右が2007(H19)の検査出場後。クロハ183−806と違い切り詰め後はホースの長さも揃えられた。
クロ183−2706(A46) は両エンドのステップが2008(H20)・6月の入場で増設ステップから一般的なものに戻された。
 
画像は1位側。左が左に増設したタイプだった頃。右が出場後。 

 2−3.先頭車改造車(元クハ481 750・800・850番台)

 
752はB66時代の2007(H19)にクロハ183−806と共に2位側のみ切り詰められた。 (下画像)
 
 画像左が改造前の標準的サイズ。 画像右が2007(H19)の検査出場後。 こちらもホース併設ですが長さを揃えられてある。

 2−4.クモハ183

 
クハ183 200番・600番台と類似し3種類が存在。取付位置は扉中央位置より全車客室側に片寄っている。オリジナルタイプの@はC31のみ。